結婚記念日といえば、銀婚式や金婚式が一般的に知られています。
そして、毎年訪れる記念日には、他にも様々な意味合いが込められています。
年を重ねるごとに夫婦の絆を深めていくためにも、心に残
る結婚記念日にしたいものです。
◆夫婦の絆を大切にする欧米が結婚記念日発祥の地
 結婚記念日を祝う習慣は、イギリスから始まったと言われています。ヨーロッパと言えば、家としての絆を重んじる日本と違い、夫婦が中心。夫婦の歴史を物語る証しとして、家族みんなでお祝いをするようになったようです。
 最も、当初は5年目・15年目・25年目・50年目・60年目の5回だけを祝っていたのですがアメリカに伝わり回数が増えたとされています。現在、欧米では結婚1年目の紙婚式から75年目のダイヤモンド婚式まで、ほぼ1年ごとに名称が付けられています。こうした習慣が日本に伝わったのは、明治27年のこと。明治天皇と昭憲皇太后の銀婚式「大婚25年祝典」がその始まりとされ、以来、一般にも広まっていきました。
  ◆記念日に招かれたら…
 金婚式や銀婚式のパーティなどに招待された場合の、お祝いの贈り方についてご紹介しましょう。
表書き
「御祝」「銀婚式御祝」「金婚式御祝」
金封
水引は赤白か金銀(5本か7本)で、花結び(蝶結び)や鮑結びを用いるのが基本
贈答時期
式の当日または1週間前後
のし紙
赤金(5本か7本)で、花結び(蝶結び)を用いるのが基本。

なお夫婦本人からのお祝い返しは、当日に引き出物として記念品を渡すのが通例。表書きは「寿」「金婚内祝」「内祝」とします。

◆結婚記念日は家族の祝日
 結婚記念日は、その名称にちなんだ贈り物をして祝うのが欧米の風習です。日本でも、その考え方が定着しつつあり、中でも結塘25年目の銀婚式と50年目の金婚式は盛大に祝うケースが多く見受けられます。
 最近では20年目までは夫婦や家族で祝い、金・銀婚式では客を招いてパーティなどを開く人も多くなってきました。
いずれにしろ結婚記念日は二人にとってはもちろん、家族にとっても創立記念日のようなもの。その精神を大切にして、みんなでお祝いするのが好ましいでしょう。

◆お祝品は夫婦で心に残るものを
 結婚記念日の祝い方は、5年・10年・20年といった大きな節目以外は、夫婦で名称にちなんだ記念品を交換したり、お祝いの会食をするのが普通です。記念品の代わりに、家具や電化製品など、二人の歴史となるものを買い揃えていくのもいいでしょう。
  ◆記念日に輝く宝石を
 もともと結婚記念日の名称こは宝石名が多く使われているのですが、最近ではすべてを宝石名にし、夫から妻へ宝石を贈られるケースも増えてきています。
 金・銀婚式にあやかったものでしょうが、心に残る一日とするには恰好のプレゼントだと言えましょう。ただし、結婚記念日に宝石が登場するのは12年目からですので、ご注意下さい。

◆主な結婚記念日とお祝いの宝石
年  数
名 称
宝石
12年目 めのう婚式 めのう(アゲート)
16年目 黄玉婚式 トパーズ
23年目 青玉婚式 ブルーサファイア
39年目 猫目石婚式 キャッツアイ
60年目 黄金剛婚式 イエローダイヤモンド
65年目 星条青玉婚式 グレースターサファイア
75年目 金剛石婚式 ダイヤモンド

◆結婚記念日とお祝い品
年数
名称
贈り物
年数
名 称
贈り物
1年目
紙婚式
紙製品、本、
日記帳
13年目
レース婚式
レース、
テーブルクロス
2年目
綿婚式・わら婚式
木綿製品、エプロン
14年目
象牙婚式
象牙色の小物
3年目
革婚式・菓婚式
皮革製品、バッグ、
財布
15年目
水晶婚式
クリスタル製品
4年目
書籍婚式・花婚式
書籍類、料理の本
20年目
磁器婚式
陶磁器類、ペアカップ
5年目
木婚式
木製品、漆器類
25年目
銀婚式
銀製品、銀食器
6年目
鉄婚式

鉄製品、
フライパン

30年目
真珠婚式
真珠、指輪、
ネクタイピン
7年目
銅婚式
銅製品、銅食器
35年目
ひすい・サンゴ婚式
ひすい、サンゴ
8年目
青銅・電気器具婚式 電気器具類
40年目
ルビー婚式 ルビー、指輪、旅行
9年目
陶器婚式
陶器類、陶器の花器
45年目
サファイア婚式 サファイア、指輪
10年目
錫・アルミ婚式
錫やアルミ製品
50年目
金婚式 金製品、ネックレス
11年目
鋼鉄婚式
鉄鋼製品
55年目
エメラルド婚式 エメラルド、指輪
12年目
絹・麻婚式 絹、麻、ネクタイ

75年目

ダイヤモンド婚式 ダイヤモンド、指輪

◆記念日に込められた願い
 金・銀婚式以外はなじみの薄いものもありますが、結婚記念日の名称とお祝い品には、それぞれ意味があります。
●1年目 紙婚式…白紙に生活設計を書き込む
 
●2年目 わら婚式…贅沢を戒める
 
●6年目 鉄婚式…鋼のように強いくさびを打ち
            直す
 
●15年目 水晶婚式…陰りのない透明な関係を
              保つ
 
●20年目 磁器婚式…磁器のように時が経つ
              ほど貴重になる


などなど。いずれも新たな気持ちで互いを見つめ合う、そんな願いが込められています。
 
結婚祝いQ&A
結婚のお祝いで失礼な贈り物を教えて
昔は鏡や陶磁器、ナイフやフォークなどが二人の仲が割れる・切り裂くからと嫌われましたが、今日では先方が望むものであれば構いません。3・5・7の吉数を参考にすればいいでしょう。